杉並家庭教会の歴史

1961年12月27日は杉並区馬橋(現在の高円寺北4丁目)に本部教会が置かれた日です。西川勝先生が1959年10月、雄鶏舎で初の礼拝を捧げてから2年余り。この馬橋時代は「東北沢」と呼ばれた世田谷区の「立体文化センター」に移るまでの11か月間です。この間、周藤健先生(現副会長)や久保木修己先生(1964年~91年会長、98年12月昇華)が入教し、飛躍的発展の前夜となりました。
移転先の「立体文化センター」も馬橋時代の輝かしい証しの一つです。懸命の祈りと精誠、やるべきことをすべてやり尽くした土台の上に啓示を受け資金を捧げる人たちが現れたのです。
当時の教会を周藤先生は次のように証ししました。
「西川先生の説教でした。最初は落ち着いた口調でしたが、次第に火が付いたように力強い調子になっていくのです。…床を踏み鳴らし…汗がにじみ…以前所属していたバプテスト教会の牧師の説教とは、信じられないほどの大きな違いがありました…」。
また、久保木先生は次のように述べています。
「六人しかいないのに何万人にも向かって語るように、ありったけの声を出して話すのです。そして、重要なところになると、ドンドンと机をたたくのです。これほどまでに真剣に訴えるとは、一体何があるんだ、…信念に強く心打たれ…私の心を占めていったのは、いつかこの青年たちの所に来なければならないという思いでした」。
2008 年5月30日、文亨進様をお迎えした杉並教会は、徳野英治会長も1992~94年ごろの教会長として2年半にわたり活躍した成田東の館から同区善福寺の館に、24年ぶりに移転しました。
2008年11月24日、任導淳先生夫妻を迎え、より広く大きくなった教会で入堂式を行いました。馬橋時代に続く、希望の時代へのスタートです。

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